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「憲法」の意義

先日、伊藤塾にて法科大学院・新司法試験対策講座 呉クラスが今年も無事開講しました。
良いきっかけかなと思い、私も初めてのブログに挑戦してみます。
呉クラスの方も、そうではない方も、皆さん、どうぞよろしく。

さて、私のクラスに限らず、通常、司法試験の講座は憲法から始まります。
そして、そこで最初に勉強するのが「憲法」という言葉の意味。

いきなり、

「形式的意味の憲法」
「固有の意味の憲法」
「近代的意味の憲法」・・・と、

「憲法」という言葉のいろいろな意味に面食らった方も多いのではないかと思います。
ちょっとややこしいところですが、択一式試験(短答式試験)用には大切なところです。

さて、ではここで復習クイズをひとつ。
皆さんがこれから学ぶ「日本国憲法」は、上に挙げた「憲法」のうち、
どの意味の「憲法」だと思いますか?

 ・
 ・
 ・

実は答えは簡単。
「日本国憲法」は、上に挙げた全ての意味において「憲法」といえます。

というのも、「日本国憲法」は、

・タイトルに「憲法」と書いてある成文法ですし(形式的意味)、
・統治機構を定めていますし(固有の意味)、
・人権保障を目的としている法でもあるからです(近代的意味)。

それぞれの定義に当てはめて考えれば(←ここがポイントです)簡単ですよね。
ついつい「近代的意味の憲法だ!」といってしまいそうですが、
何もその意味の憲法であるだけではないわけです。

ちょっと小難しく言えば、これらの意味は、必ずしも相互に矛盾するものではない。
相互に両立しうる概念なわけです。
このことを逆から表現すると、どれかひとつの意味でしかないようなものではない。
つまり、択一的な概念ではないということになります。

・・・ん? 待てよ?
択一試験用なのに択一的でないとはこれいかに?(実はこれが言いたかった)

以上、わかりにくい親父ギャグがキマッた(?)ところで、今回はおしまいです。
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プロフィール

呉 明植(ごう あきお)

Author:呉 明植(ごう あきお)
2000年より、伊藤塾で法科大学院・司法試験の講師をしています。
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